【対応策も】スズメバチの初期の巣はカタチで判断!隠れた危険性とは
困った!ハチ駆除

【対応策も】スズメバチの初期の巣はカタチで判断!隠れた危険性とは

投稿日:2019年9月18日

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【この記事を書いた人】 古川大輝(ふるかわだいき)
数年前まで駆除業者として働いていました。ハチ被害を少しでも減らすため、ハチに関するさまざまな知識を楽しく・わかりやすくお伝えします。
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「気づいたら、軒下に変な形のハチの巣があった!」
「もしかしてスズメバチの作りたての巣?」
「意外と大きくないし、このまま放っておいていいかな…」

あなたは今、こんな悩みを抱えてはいませんか?

みなさんこんにちは!
以前ハチ駆除業者で働いていたフルカワと申します。

こんにちは!よろしくね〜!

今まで見たことがないハチの巣を突然見つけたら、どうすればいいのか困りますよね。
しかも巣からスズメバチが出てきたりなんかしたら、刺されないかという恐怖も生まれるはず。

実際、「家に変な形のハチの巣ができた!」と悩んでいる方は結構多いんです…。

実は、こういった変な形をしている巣はスズメバチの初期の巣である可能性が高いんですよ!

スズメバチは体長が4cm近くにもなる大きなハチ。
毒も攻撃性も強く、毎年多くの方が刺されています。

危険なスズメバチの巣である可能性が高いからこそ、大きさ・形から初期の巣かをたしかめて対応することは、あなたやご家族の安全のために重要なんです!

今回の記事では「家にできた巣がスズメバチの初期の巣なのか知りたい!」という方のために、初期の巣かどうかの確認法スズメバチの危険性をお伝えします。
わかりやすく理解できるよう、実際の巣の写真と比較しながらご紹介しますね。

また、初期の巣だからといって準備を怠ったまま駆除すると、スズメバチに刺されてしまう可能性があります。

刺されるリスクを避けるためにも、駆除するときの手順もあわせてご紹介します!

この記事を読むと、こんなことがわかるよ!

読めばトクする3つのこと

  • スズメバチの初期の巣なのか判断できる
  • スズメバチの初期の巣を駆除すべきかわかる
  • 駆除するときの手順がわかる

あなたの「家にできた巣、本当にスズメバチの初期の巣なの?」という悩み解決の手助けになれば幸いです。

それでは参りましょう!

『ハチの知恵袋』は、ハチに関するあなたの悩みを解決するためのサイトです。
安全で正しいハチ対策のため、わかりやすさを追求して楽しく知識をお伝えします。

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これって初期?スズメバチの巣はカタチで見分けるべし

「ハチの巣」と聞いたときに、あなたはどんな形のものをイメージしますか?

おそらく薄い茶色の丸い巣か、六角形の巣穴のどちらかだと思います。

くまのプーさんに出てくるハチの巣も丸いよね!

たしかに、プーさんに出てくるハチの巣は丸いですね。
しかしスズメバチの初期の巣は、あなたがイメージするようなハチの巣とはだいぶ離れた見た目をしています。

代表的なスズメバチの初期の巣の形が、この2種類です。

初期の巣の違い
え〜変な形!右側の巣はフラスコっぽい…とっくりにも似ているね!

そうなんです。
まず軒下や枝などに巣を作るスズメバチの多くは、初期の段階では左の写真のような電灯型の巣を作ります。

5〜20cmほどの大きさで、巨大で丸いスズメバチの巣とは違い、巣穴が丸見えですよね!

その一方で、コガタスズメバチとツマグロスズメバチだけは右の写真のように、フラスコを逆さにしたような巣を作るんです。
大きさは5〜15cmほどで、ほかのハチの巣には見られないような特徴的な見た目をしています。

ちなみにツマグロスズメバチは、八重山諸島にだけ生息しているんだ!
八重山諸島以外でフラスコ型の巣を見つけたら、コガタスズメバチだよ◎

では2種類のスズメバチの初期の巣には、どんな特徴があるのでしょうか?
それぞれの巣についてご紹介しますね。

電灯の傘のような巣

電灯のような巣

この巣は、キイロスズメバチやヒメスズメバチといった多くのハチが4〜5月に作ります。
軒下や枝などの開放的な場所に作られ、貝殻状・波状の模様をしているんです。

また、初期段階では下から見ると巣穴がむき出しになっていますよ。

下の部分まで覆われていないから、電灯の傘に似ているんだね!

最初は5cmほどの小ささですが、最終的に直径20cmにまで大きくなります。
その頃には働きバチが生まれて、写真のように丸く覆われた巣へとさらに変化していくんですね。

大きなスズメバチの巣

巣は最終的に直径50〜60cm、スズメバチの種類によっては最大で直径90cmもの大きさになるんです…!

逆さにしたフラスコのような巣

続いて、逆さにしたフラスコ・とっくりのような形の巣について。

フラスコ型の初期の巣

この巣はコガタスズメバチ(八重山諸島だとツマグロスズメバチの場合もある)が4〜5月に作ります。
電灯型の巣と同じく、軒下などの開放的な場所に作られ、貝殻状の模様をしているんです。

最初は5cmほどの小さな巣ですが、筒の部分がどんどん長くなり15cmほどの長さまで延長。

マラカスみたいな形になっちゃうんだね…!

そこまで長くなる頃には働きバチが誕生し、邪魔になった筒の部分が切り落とされて大きく丸い巣になっていきます!

コガタスズメバチの巣

写真くらい巣が大きくなると、初期の巣より貝殻模様がハッキリと出ます。
コガタスズメバチの巣の大きさは、最終的に直径40〜50cmになるんですよ…!

見間違いに注意!そっくりなハチの巣

さて、スズメバチの初期の巣の形を見ていただきました。
どちらも形が特徴的なので、ご紹介した画像だけで「うちの家にできた巣、やっぱりスズメバチだった…」と判断される方もいるかもしれません。

ですが、ちょっと待ってください!
実はハチの巣の中にはスズメバチの初期の巣にそっくりなものがあるため、見間違うことがあるんですよ!

それが次の2種類のハチの巣です。

似ている蜂の巣
あー、たしかに巣穴とかとっくりみたいな形が似ているね!

そうなんです。
この2つはところどころ形が似ており、見間違える可能性があります。
お家の巣に当てはまるのはどれか、よーく見て比較しましょう!

地中にできるスズメバチの巣に注意

ここまで紹介したスズメバチの初期の巣2種類は、いずれも開放的な場所で営巣します。
その一方で、土の中や屋根裏など閉鎖的な場所に巣を作るスズメバチもいるんです!

閉鎖的な場所だと外から見えないことが多く、初期の段階で見つけるのが難しいです。
そのため巣が大きくなり、大量の働きバチが誕生してからやっと気づくことがほとんど…!

スズメバチの中でも、オオスズメバチ・キイロスズメバチ・チャイロスズメバチなどが閉鎖的な場所で巣を作ります。
とくにオオスズメバチは毒や攻撃性がもっとも強いため、注意が必要です!

初期の段階で見つけるためには、地面にできたトンネル・木の穴・屋根裏などの、巣を作られそうな場所を注意深く監視することがとても大事になってきます。

さらに、予防策として巣を作り出す女王蜂をトラップで捕まえることも効果的です。

トラップについては、こちらの記事で作り方や使い方を紹介しています!
【巣をゼロに】手作りスズメバチトラップ!簡単な作り方と正しい使用法

スズメバチの初期の巣の見分け方や特徴について、それぞれ詳しくご紹介しました!
では、初期の巣はそもそも駆除すべきなのでしょうか?

見つけたらすぐに駆除!?巣にひそむ危険性

スズメバチの初期の巣だと分かれば、次に「やっぱり駆除の必要はあるの?」と気になる方が多いかと思います。

…その通りです!
スズメバチの初期の巣は、見つけた段階ですぐに駆除するのがオススメですよ!

えー、なんですぐに駆除すべきなの?

その理由は単純で、放っておけばどんどん危険が増してしまうから。

たしかに、現段階での危険性がとても高い!という訳ではありません。
巣にいるのは女王蜂のみか、せいぜい働きバチが5匹程度いるかという段階ですからね。

しかしスズメバチの巣は、働きバチが生まれた段階で一気に大きくなります。
初期の巣がどんどん大きくなって直径50cm以上の巣になる頃には、巣全体でスズメバチが500匹以上いることはほぼ確実です。

スズメバチと巣

もしそんなハチの巣が家にできたら、近くを通るたびに威嚇してくるでしょう。
さらに、刺激してしまったらスズメバチが一斉に襲いかかってくることに…!

ひえー怖いよ…!

スズメバチは攻撃性や毒が強く、とても危険なんです!
実際、厚生労働省の人口動態統計によると、毎年10人以上の方がスズメバチによって命を落としています。

最近も78才の男性がスズメバチに襲われて亡くなった事故がありましたね…。
(参照:スズメバチに刺され78歳男性死亡 和歌山

さらに、巣の大きさとハチの多さに比例して駆除の難易度は上がるため、まだ巣が小さい初期のいまが駆除のチャンスなんです!
しかも大きな巣になってしまえば、駆除にかかる費用はかなり高くなってしまいます。

ここまでで駆除すべき理由を知っていただいたところで、実際にどう駆除するのかご紹介しますね。

巣を駆除するなら「自力でやる」か「業者に頼む」か

スズメバチの巣を駆除するなら、自力駆除業者駆除の2種類があります。

自力駆除の場合、お金をそこまでかけずにできますが、駆除する道具や防護服などの準備するものが多く手間がかかります

一方の業者駆除の場合お金はかかってしまいますが、一番安全に駆除することができるんです。

それぞれの駆除についてご説明しますね。

自力駆除は巣の確認がさらに必要!

自力駆除をする前に、大前提として必ず確認すべきことがあります。

それは家にできたスズメバチの巣に働きバチがいないかどうか。
この確認を「初期の巣かどうか」形で判断した上で、さらにしていただきたいのです。

なぜかというと、自力駆除中に働きバチに襲われる危険があるから。
もし働きバチがいれば、駆除のときに働きバチを駆除する手間刺されるリスクが増してしまいます。

ただ、働きバチがいるのかを確認しようとしても、遠くから巣を見ただけでは判断は難しい場合もありますよね…。

初期の巣って巣穴が覆われているもんね…。

たしかに巣穴が見えていないと確認できないですし、そもそも怖くて近づけないと思います。

でもご安心ください。

次の2つの条件を確認しどちらも満たしていれば、「働きバチがいない」初期の巣である可能性が高いといえます。
つまり、自力駆除を行えますよ!

その条件がこちらです。

  • 6月中旬を過ぎていないこと
  • 巣の大きさが10cm以下であること

働き蜂が生まれるのは6月中旬なので、この時期を過ぎてるかが大切になってきます!

巣の大きさが10cm以下って…わざわざ近づいて測らなきゃいけないの?

刺されるのが怖いし、とにかく近づきたくない!という気持ちもよくわかります…。

もし近づきたくない場合は、自分の小指よりスズメバチの巣が小さいかを基準に判断できます!

具体的なやり方は、巣に3mくらいまで近づいて、小指の長さとハチの巣を比較し目測するという方法。

3mくらいからだと、遠近法で10cmくらいのハチの巣が小指サイズに見えます。
このくらいの距離であれば近づいても襲われないので、しっかりと大きさを確認してくださいね!

働きバチがいないと判断できれば、さっそく駆除に移りましょう!
こちらの記事で詳しく情報をまとめています。
【保存版】スズメバチを駆除したい人必見!自力駆除の手順と注意点

一方、もう一度巣の状態を確認してみて「働きバチがいるか心配になってきた」「スズメバチに絶対刺されたくない!」という方は、業者に駆除してもらうことがオススメです。

業者に頼めば刺される心配なし!

すでに働きバチが生まれていたり、巣が10cmを超えている、もしくは絶対に刺されたくない方は業者に駆除してもらいましょう。

なぜ業者による駆除がオススメか、その理由がこちらです。

  • 刺されるリスクがない
  • 失敗することなく駆除してもらえる
  • また巣を作られても駆除してもらえる保証つき

自分は刺されることがないし、しっかりと駆除してもらえるのはありがたいですよね!
安心して任せられるのではないでしょうか。

駆除業者

ただ、ネットで検索してみるとハチ駆除をしている業者は多いんです。
その中から自分にピッタリの業者を見つけるのはなかなか難しいですよね…。

そこで、業者を選ぶ際に注目すべきポイントをまとめました!
それが以下の4点です。

  • 調査・見積もりは無料か?
  • 作業前に内容や料金をしっかりと説明してくれるか?
  • 依頼実績はあるか?
  • アフターフォローは十分か?

この4点をしっかりと確認すれば、信頼できる業者に駆除してもらえます。
このポイントを抑えた業者の中でも、僕は「みんなのハチ駆除屋さん」が良さそうだと思いました。

WEB申し込み限定で1,000円割引をしているようなので、気になった方はチェックしてみるといいかもしれません◎

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
お家にできた巣がスズメバチの初期の巣か、確認できましたか?

この記事では、「家にできた巣がスズメバチの初期の巣か知りたい!」というあなたに、次の3つのことをお伝えしました。

  • スズメバチの初期の巣かどうかは形で見分ける
  • 放置すると刺される危険があるので、早めの駆除が大事
  • 業者に頼めば、刺されることなく駆除できる

スズメバチは4〜5月に巣を作りはじめます。
春を迎えたら、お家の周りに巣ができていないか注意深く観察しましょう!

もし巣が大きくなっていたら、早めに業者に相談してね!

そうですね。
あなたやご家族が刺されないためにも、すぐに対策することが大事です。

この記事を読んだことで、あなたのお悩みが解決されるのを祈っています。

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